2026年11月7日/参加記/パフォーマンスラボ
中村豊さんの「パフォーマンスラボ」第6回に参加しました(後編)
前編では、大池さんの「失敗を恐れないでください」という言葉をきっかけに、失敗と挑戦について考えました。
今回は、もう一つ印象に残ったお話について書きたいと思います。
ケアが必要になるくらい、トレーニングしているのか?
ケアやコンディショニングはとても大事。
そのうえで日本の選手はケアに対する意識が非常に高いと感じるそうです。
ただ、大池さんはそこで、一つの問いを投げかけました。
「ケアが必要になるくらい、トレーニングしているんですか?」
もちろん、それが必要になるくらい練習してトレーニングしているのであれば別ですが、そこまで身体に負荷をかけていないにも関わらず、ケアやリカバリーに多くの意識や時間を向けている選手もいるのではないか?
それならば、まずは身体をつくることに、もっと時間を使ってもよいのではないか。
特に若い時期は、身体がまだまだ発達し、伸びていく可能性を持っています。その時期にこそ、身体づくりへ十分な労力と時間を費やすべきではないか、というお話でした。また、怪我の予防という意味でも、筋力トレーニングは非常に重要な役割を果たすとおっしゃっていました。もちろん、どれだけ気をつけていても、怪我のリスクを完全になくすことはできません。
では、怪我をしないために、身体に負荷をかけることそのものを控えるべきなのか。
そうではなく、選手がどのくらいの負荷に耐えられるのか、そのキャパシティを探っていく必要がある。
大池さんのお話を聞きながら、私はそのように受け取りました。
キャパシティの境界線
十分に注意し、互いに真剣に取り組んでいても、怪我が起こることはある。
試合本番までに、選手が持っているキャパシティがどれくらいあるのかと試していかないといけない。
大幅なキャパ超えは取り返しがつかなくなるかもしれないが、今の能力の”境界”を探りながら、その範囲を少しずつ広げていくということは、トレーニングの本質的な営みの一つなのだと思います。
そして、挑戦によって生じた疲労や身体の反応を見極めながら、ケアやコンディショニングも活用し、次の挑戦に向かえる状態をつくっていく。
大池さんから聞いた「失敗を恐れないでください」という言葉。
最初は、失敗の責任や代償について考えていました。
けれども、思い返しているうちに、失敗そのものよりも、まず何を達成したいのかということに考えが向かうようになりました。
失敗するかどうかを考えるのは、まだ早い。
まずは、何を達成したいのか。
そして、そのために何ができるのか。
そんなことを、今回のパフォーマンスラボを通して考えました。
パフォーマンスラボ 参加記
- 第5回に参加しました(ニュートリション)
- 第4回に参加しました(リカバリー)
- 第3回に参加しました(ゲスト会)
- 第2回に参加しました(トレーニング)
- 第1回に参加しました(S&Cの自身の役割)
- 第0回に参加しました(プレイベント)
私が参加しているラボの詳細はこちら
https://performancelab.studio.site/
2026/11/07, Oita
